いつか、すずらん街で
宮地辰雄 著・文・その他 / 金港堂 出版部 / 2026-08-24発売
内容
『山形夢横丁/セピアの町』『仙台夢横丁/茜色の時』に続く第3弾。幼い日の記憶は、時に街の風景とともに心の奥に息づき続ける――。著者が幼少期を過ごした山形県山形市の繁華街「すずらん街」を舞台に、失われつつある街の記憶を丹念にたどるエッセイ。市内を潤し、生活を支えた「山形五堰」の歴史。湯気の向こうに人々の暮らしがあった「銭湯」の移り変わり。すずらん街に並んだ店々の賑わい、子どもたちの笑い声、夕暮れの匂い――。かつて確かに存在した「昔通りの風景」が、著者の記憶を通して鮮やかに蘇る。さらに、太平洋戦争後の占領期、アメリカ軍軍政部通訳官として山形を守り続けた人々の姿を、著者は静かに、そして深い敬意をもって描き出す。混乱の時代に街を支えた名もなき人々の営みは、今を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれる。「いつか」とは、過去を振り返る言葉であると同時に、未来を見つめる言葉でもある。時代を越えて受け継がれる街の記憶と、人々の温かな息づかいをそっと手渡す一冊。
書誌情報
- 書名
- いつか、すずらん街で
- よみ
- イツカスズランガイデ
- 著者
- 宮地辰雄 著・文・その他
- 出版社
- 金港堂 出版部
- 発売日
- 2026-08-24
- 価格
- 1818円
- 判型
- A5
- ページ
- 320p
- 分類
- 日本文学評論・随筆・その他
- 対象
- 一般
- ISBN
- 9784873981802
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