光る轍
生駒 孝子 著・文・その他 / ミツイパブリッシング / 2026-08-28発売
内容
女性トラックドライバーの日常を描き、選考委員全員を魅了して第59回小熊秀雄賞を受賞した詩集の新版。
若い女性店員の一人勤務を案じる「深夜のコンビニで」、労働時間があと少し短ければと思いを巡らす「あと三時間」、物流を支える誇りと現実、同僚との交流、家で待つ老母を心配しながらハンドルを握る焦り――労働者であり生活者である著者の苦楽を、平易な言葉で紡ぎ、深い共感を呼ぶ。
「もしも就業後三時間あったならなにができるだろう
まずは眠りたい 眠れるアパートのおばさんになって
王子様は来なくていいからただただ眠りたい
返信待ちの手紙の山の書き出しも変わると思いたい
家事を支える老母にもたまには私の煮物を食べさせたい
(中略)
ドライバーになって二十四年
私の三時間はどこへ消えてしまったのだろう」(「あと三時間」より)
「言葉だけになりがちな現在の詩に、一石を投ずる詩集だ。石垣りんの系譜にも連なり、貴重である。」――佐川亜紀(日本現代詩人会元理事長、「選評」より)
書誌情報
- 書名
- 光る轍
- よみ
- ヒカルワダチ
- 著者
- 生駒 孝子 著・文・その他
- 出版社
- ミツイパブリッシング
- 発売日
- 2026-08-28
- 価格
- 1800円
- 判型
- 46
- 分類
- 日本文学評論・随筆・その他
- 対象
- 一般
- ISBN
- 9784907364465
出典: 国立国会図書館サーチ(JPRO提供分) ・ NDL書誌